FAQ|尼崎カウンセリングルーム「ここはな」

来談者様のご感想 vol8

当カウンセリングルームに1年半ほど通われた来談者様から、これまでのカウンセリングを振り返られたご感想をいただきました。
こちらの方で一部を要約してご紹介させていただきます。

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Hさん(30代男性)

 

「今とは違う自分になりたい。何かこの苦しさに理由や落とし所や納得いく答えが欲しい。
そうじゃないととてもじゃないけど生きていられない。
それができれば普通に自分や他人を許せるのに。どこまで頑張ればいいのかわかるのに。

違う自分にならないと、この先生きていける気がしないまま、絶望する理由すらないまま、いつか何かがあるのかもと、漠然とした期待みたいなものにも疲れていました。

同じような悩みを抱えた人と出会えたらいいのに、だけどそんなことはありえない。
簡単にわかってもらうこともされたくなかったし、それでも誰かにわかって欲しかった。

カウンセリングを受け始め、区切りとしてこの1年半を振り返ってみた。
最初に願ったような生まれ変わったような自分はいなくて、それなのに生きやすくなれました。
何も変わらないような日々を相変わらず繰り返して、その焦りみたいなものに、後悔のようなものに、相変わらず襲われる時もある。
けれど自分の苦しみを言葉にして、先生と一緒に考えていく中で、抱えているものの大きさがわかったことで楽になれた。
自分1人で考えていたことを言葉にすると、自分でも思ってもみないような発見や想いがあった。
それをまた考えて、どこか苦しみ抜いて、考え抜いて、気が済んだようなところがある。
きっと、ものすごく大きいことも小さいことも、わからなければ自分に与える影響だけが悪い方向に膨れ上がることがきっとあって、必要以上の苦しみを抱えてしまうことがあるのだと思います。
おおよその大きさを少しずつ掴んだだけで、原因不明の熱にうなされていた毎日が、たまに発熱するぐらいの感覚になれた。
気がつけば忘れてしまいそうで、だけど確実に心に刻まれたもの。
今はそれらの矛盾が心を豊かにしてくれる気が少しだけします。」

 

〜カウンセラーより一言〜
Hさんは来室されて1年半、真摯にご自分と向き合い続けてこられました。

その誠実な姿に感動を覚え、発せられる真実の言葉に心を揺さぶられます。
そして少しずつ解き放たれていかれるお姿を目にさせていただき、ご自分と向き合ってこられた経験が、心を豊かなものへと変えつつあることも感じさせていただいております。

今も続く「自分探し」に一緒にお供させていただけることをありがたく、うれしく思っております。


カテゴリ:カウンセリング関連