心療内科・精神科とカウンセリングの同時利用について
「心療内科や精神科に通ってはいるが、薬の処方のみで、本当に問題が解決するのがわからない」このようなお声はよく聞きます。
正直に言うと、薬だけで問題が解決、ということは難しいでしょう。これは薬を否定しているのではなく、もちろん必要に応じてお薬を飲むことは大切なことです。薬の力を借りることで症状が和らぎ回復に繋がります。
ただ、現在の症状や病気を根本から治していくには、病識を深めること(自分はどんな病気にかかり、原因はなんなのか、この病気にどう向き合うのかなどを知る)、生活面の改善であったり、ストレス緩和、自分の思考方式を振り返るなど、知的にも心理的にもケアしていく必要はあります。
一人でこれらすべてを行っていくのは難しかったりしますので、そんな時、プロの力(カウンセラー)に頼ってみてください。
主治医の先生がアドバイスをしてくださり状況が改善されてる、あるいは自力で(周りの人の力を頼ったり本を読んだりなど)回復していく方もおられますし、それはそれで良いことだと思います。そういう環境に置かれておらず、むずかしい場合はぜひカウンセリングを受けてみてください。
「まだ心療内科・精神科に行ったことはないけど、私は行ったほうがいいの?」
「心療内科・精神科に行く前に一度カウンセリングで話を聞いほしい」
「現在通っている心療内科が自分に合わない気がするけどどうしたらいい?」
こんなご相談もお受けしております。
現在、心療内科や精神科にすでに通っておられる方は、ここに来られる前に主治医に確認を取っていただくようお願いしております。
カウンセリングに行きたいと言うことで主治医との関係に影響を与えないか、など不安を感じる方もおられると思います。
ですがこれまで主治医から反対されてカウンセリングを受けられません、と言うお声は一度も聞いたことがありません。
なんて言ったらわからないという方は参考までに次のような言葉を言ってみてください。
「自分の気持ちを整理するために、カウンセリングも受けてみたいんです。カウンセリングルームここはなという所を検討しています」
もしそれでも非常に言いにくかったり、あるいは次回の受診までにだいぶ期間が空くなど確認を取るのが難しい場合は、まずは初回カウンセリングを受けていただいてからでも大丈夫です。受けてみて、継続してこちらに通ってみたいと思われましたら、改めて主治医への伝え方などどうしていったらいいか、共に考えさせていただきます。
※主治医からの了承については、口頭での確認で大丈夫です。紹介状などは不要です。
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